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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 960

「香音ちゃん…?」
「うん、亮太くん」
あっ、この2人も甘くいい雰囲気を醸し出し始めた…
清華は徐々に世界から外れていくような気分になり始める、のだが…

「清華さん…」
「は、はい!?」
恭平の方から、そっと手を差し伸べてくる。

佐古くんも前の二人の会話を聞いていたんだろう…
清華は照れながらも、その手をそっと握り絞めた…

「よろしくな…清華…ちゃん」
「こちらこそです…恭平…くん…」

二人は互いの顔も見れずに、ただ手のひらに熱をこめる…

それぞれがいい雰囲気に近づいたころ、長い長い廊下を歩んできた一行はようやく晋也の部屋に到達する。

「ここです」
「普通の扉じゃないな」
「なんか社長室みたい」
「晋也は将来の社長だから、あながち冗談でもないっすね」
「おいおい、勘弁してよ」

晋也が苦笑いしながら扉を開ける。

「ぅわぁ〜ここが晋也くんの部屋ぁ?!」
扉の造りからして想像はしていたけど、やっぱり部屋の中もそれを裏切らない…

「まるでホテルのスゥイートルームみたい…」
「だよな…僕も始めて来た時驚いたよ…思春期真っ只中の高校男子の部屋とは思えないもんな…」

「将来的には俺も家族と住む設計にしてあるって、親は言うんだけどな」

(わぁ、そうしたら私…)
愛美の妄想が進行する。

「青海ってお坊ちゃんが多いのねぇ…」
「いや、俺なんてほんの一握りだと思うんすけどねぇ」

晋也は言う。
「亮太の実家は車の整備工場で、恭平の実家は喫茶店ですからねぇ」
「まあ普通っちゃ普通なんです」

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