風紀委員Girls! 96
この状況、意外にも楽しんでいる雰囲気のある静香。
「(とっつきにくい感じがしたけど、そうでもないな)」
ニヤニヤしながら兄のノブアキ…いや、兄の股間を見つめる静香に、舞は好感に近いものを感じていた。
さて、未だ自分の置かれた状況に気づかないノブアキ。
その水着は完全に透ける寸前まで来ていた。
その場に居る皆の視線がノブアキの股間に集中している。
もはや水着は機能しておらず、彼の亀頭や尿道すらもはっきりと見えている。殆ど生だ。
先程は布が残っているように見えていた尻の方も完全に透けている。
そんな事に気づきもしないノブアキは権造爺様となにやら水球に似た事をしている。
って、権造爺様も指摘してあげなよ…。至近距離で巨根がうねってるだろ…絶対見えてるやろ…。
やがて、女子一同が自分のほうを凝視しているのにノブアキもようやく気づく。
「…皆さんどうされました?僕のほうばかり見てそんな顔して」
「お兄様…」
「ノブアキさん…」
「(これでもこの態度ってのは天然かしらねぇ)」
「僕がどうか…ん?」
ふと下半身を見たノブアキ。
水着は完全に溶けて消え去り、彼の象徴が誇らしげに撓っていた。
「なんだこの水着!」
驚きの声をあげるノブアキ。そりゃそうだろう…。
あまりに見事なものに誰もが声を出せない。
ノブアキの股間のインパクトはそれほどまでに大きい。
仕掛けた側すらもただ見とれるばかり。
「ええっと、あの、あー…」
この状況にもはや発する言葉さえないノブアキ。
静香は顔を赤らめながらジーっとそれを見つめ、唯と明日香は引きつった笑顔を見せる。
一番この状況を期待していただろう美菜子はポカーンとした表情。
舞はノブアキに同情していた。
「碧ちゃん…」
「まあ、そういうものでしてぇ…」
碧も笑顔は崩さないが、どこかばつの悪そうな表情。
「ご、ごめんなさぁあああああい!!!!!」
これで何度目か、脱兎のごとく走り去るノブアキだった…