風紀委員Girls! 931
「ああそうなんだ…」
それを聞いてあかりは少しがっかりしてしまう…
滝山笙のことなど見たことも無いあかりではあるが、旬の弟だけにイケメンに違いないと勝手に想像していたのだ…
「どうしたんです?そんな顔して…、気になるなら紹介しましょうか…?」
「いや、そんなことは…ない…」
気になるといえばウソになるけど、哲史の言葉を受けるとなんか前向きな気持ちにはなれない。
「私は哲史くんの方が好きだな」
「ま、マジですか…!」
「また会いたかったら連絡先教えてあげる…」
「うぇ?!いいんですかぁ?…」
「もちろんよぉ…その代わりまた痴漢なんかしたら絶対ダメだからね…」
起き上がり、パンティーを拾い上げる…
「あっ;…はい;…」
「痴漢するぐらいの精力が有り余っているのなら…これ使っていいから…」
あかりはニッコリと笑い、自分のパンティーを哲史に手渡した…
「ええっ!?あのっ…」
「替えはたくさん持ってるから大丈夫だよぉ。これで、私を思い出してオカズにしてくれたら嬉しいかなっ」
「あ、あかりさんっ!?」
…悪友から聞いたことがある。
清美に女神みたいな女子生徒がいるってことを。
それが、あかりさんの事だったのか…哲史は思った。
もちろん、連絡先も交換して。
次の日、あかりは早々に生徒会室に行き、美咲に哲史の情報を聞く…
「黒獅子1年の松岡哲史って子なのよ…何か分かることある?…」
「あらぁ、あかりがそんなこと聞きに来るなんて珍しいはね…さてはその子のこと…よっぽど気にいったってことかしらぁ?…」