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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 93

あんな風に露骨に表情が違うとなると、生徒会長の仕事になにか引っ掛かっているものがあるのだろう。
別に問題が起こっている風には見えないが…?

それにしてもノブアキは股間がやはり気になるようだ。
誤魔化すために屈伸をしたお陰で更に食い込み、そして擦れているらしい。
ああも布が小さければ無理もない…。褌の方がまだマシだろう。

「お兄様、そんなに気にして…男らしくない」
「あのなあ、これは男にしかわからない…」
静香はしきりに股間を気にするノブアキを冷ややかに見つめていた。

「静香ちゃんお久しぶりですぅ!」
プールの中から碧が手を振って応える。
「碧ちゃんも。元気そうで何よりです」

…2人の不仲はデマだったのかな?
舞、明日香、唯はそう思っていた。

「(何だか思っていたのとイメージ違くない?)」
「(うん。青山静香ってもっとクールで取っ付きにくい奴だと思ってたよ。)」

「(噂は尾ひれをつけて流れていくものなんであります。静香ちゃんは昔っから気さくで誰からも好かれる女の子でありますよ。)」
「(それじゃ碧とノブアキとの噂も単なるデマなん?)」
「(ほぉえ?私とノブアキさんの間に噂なんて流れているんでありますかぁ?)」

「(やっぱ気づいてないのね、この娘は…)」
「(さすが天然お嬢様)」
「(教えても意味ないかな)」
舞・唯・明日香の3人は顔を見合わせて頷く。

どっぱーん!!
後ろで大きな音と水しぶきが上がる。
ノブアキがプールに突き落とされたのだろう。
「今行きますね〜」
ニコリと微笑む静香。
…青山家の女の強さを思い知る。

「ブヒャ…」
まさかいきなり落とされるとは思わなかったのだろう、ノブアキは妙な音を出した。

まああれは落としてくれ、というフリにしか見えんぞ…

落とされて面白い格好でもがいているノブアキを水中に居た権造爺様が水面に引き上げる。
「股間を気にしてたら溺れてしまうぞ」
いや、溺れかけたのはいきなり落とされたからじゃ…。なぜここで股間にこだわる。

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