風紀委員Girls! 92
おおおおおおおおおおい!!!!!!
何だその素材は!?AVくらいでしかそんなの聞かないぞ…!
(あ、何で知ってるかは聞かないでね)
「ふふふ、それは好都合ね」
背後から美菜子さん登場。
「何が好都合だよ」
「ノブアキのそれが生で拝めるのよ、願ってもないチャンスじゃない」
「…本気だな、ミーナ」
さすがの明日香もドン引きに近い。
もはやノブアキを全裸に剥く為に状況が固められている。
なんだか、ヤバい匂いがして来た。ここまでしっかり場を囲まれると、ノブアキは女性不信になるのでは?
舞はちょっと心配にすらなってきた。
そのノブアキはプールサイドでアワアワしている。やっぱり、股間が食い込んで気になるのだろうか…。
「ところで、権造爺様どこ行った?」
誰かの声がした。
ああ、そういえばそうだな…辺りを見回す舞。
ノブアキはまだオロオロしているし…
と、そこに
「お兄様、そんな格好で何されているんですか?」
ノブアキの後ろからやってくる少女。
「(あ、あれが…)」
「おお〜、静香ちゃんも来てくれたかぁ〜!」
水中から権造爺様登場。
…いったい何してた。
「あっ静香、お前何しに来たんだよ?」
ノブアキはオロオロしていたのを誤魔化すように屈伸運動を始める。
「そりゃあ碧ちゃんに誘われてに決まっているじゃない。どうこれ?パリコレで発表されたばかりの新作ビキニだって。」
…この水着ってそんなに凄いモンだったのかぁ?
「あらぁ清美の皆さんもいらしていたのねぇ〜。はじめまして青山静香ですぅ」
「あ、どうも、こちらこそ初めまして…」
清美の生徒会長として頭を下げる舞だが、ちょっと状況が悪いなと思ってしまう。
(約一名ポロリしてるし)
それにしても、この青山静香。
ニコリと微笑むそのさまは、さすが桜咲のトップに立つ美少女生徒会長。
「(イメージがまったく違うぞ)」
明日香はこう思っていた。
以前、美咲に見せてもらった静香の写真は、仏頂面に加え死んだ魚のような目をしていて、まるで別人だったのだ。