風紀委員Girls! 90
「これ、ノブアキ君や、女の子に手を上げるのは良くないことじゃぞ!」
声の主は権造爺様だ。
「い、いえ、そんなつもりは…」
舞が手を伸ばした細紐が勢い余って解けかかる。
「おおっとお!?」
「ああっ、天野さんっ!?」
「ごめーん!」
「やっぱり水着の方が良かったかな…」
ノブアキはまた駆け出してしまった。
「確信犯め」
明日香が舞を見てニヤリと微笑む。
「(もうちょっとだったのにぃ〜残念…)」
「(大丈夫。ノブアキが水着になったっしても、またチャンスはあるさ!)」
顔を見合わせ、苦笑いを浮かべる舞と明日香…
その横で唯が服を脱ぎ始めた。
「さあ!舞も明日香も泳ごうぜぇ!」
「マジかー」
「じゃなきゃ、美菜子や碧に負けちゃうぜー」
「私は誰とも戦っちゃいないよ」
そう言いつつも準備し始める明日香。
「はあ…結局こうなるわけね」
舞も立ち上がり、用意された水着を手にするのだった。
「いやぁだ〜こんなのだったら、着けない方がましじゃない?」
舞は小さい布っきれに、乳首を入れながら溜め息をついた。
「すっ裸より返ってエロいよね;…ノブアキが反応するのも無理ないよ。」
明日香はアンダーヘアを布中に隠し入れながら言う。
「でもよ、さっきのノブアキの褌じゃないけど、こんなエロいビキニ、こんな機会でもないと絶対着れないじゃないか?」
腰に手をやりポーズをとる唯…
そりゃあ背の高い、モデル体形の唯には似合ってますけどね…
「…どうかな」
「まあ、いいんじゃないかな」
唯に比べたら自信など遥かにない舞。
「…しかし、憎らしいくらいのチョイスだね。みんな色違いだし」
「碧が持ってきたんだよ」
「舞ぃ、明日香、唯、こっちだよー」
美菜子が手を振っている。
…どうしてああやって楽しめるのかね…