風紀委員Girls! 890
裏口といえどもかなりの造り、それは一般住宅とは比べものにはならない豪華さだ…
「凄い…どっかの神社みたいじゃない…」
「ただ古いだけですよ…代々受け継がれている家ですからね…」
「へぇそうなんだ…なんだか歴史を感じちゃうな…」
結構な樹齢の大木がそびえ立つ。
「立派だね」
「この木は地元では切り倒すという話になっていまして、それを僕の祖父がなんとかして食い止めて土地ごと買い取って残しているんです」
「すごい人ね」
「僕の尊敬する人ですね」
離れの建物に案内される。
それだけでも恵美菜の自宅より大きいと感じてしまう。
黒く漆塗りの廊下はピカピカに磨かれ、恵美菜のパンティーまでをも写り込ませていた…
賢治は目のやり場に困り、顔を紅くしながら先に歩く…
「ここが離れだなんて信じられないぃ…、しかも一人で使っているんでしょ?…」
「ああ…この時間だったら誰も来やしない…だから僕は素っ裸でいることが多いさ…」
「まあ…」
頭の中で想像、妄想が広がり恵美菜の頬が釣り上がる。
なんと無防備というか、ある意味で羨ましい。
「まあ今日はそうもいかないでしょうがね」
「いえ、お互い、正々堂々、ですよ」
賢次の部屋に入り、恵美菜は早速行動に出る。
「それじゃあ約束よ…全てを見せてくれるんでしょ?…」
「ぅえっ?…それって…」
「だから裸にもなってくれるんでしょ?…男に二言はないって…」
「そ、そういう意味に受け取ったんですか?…」
「それはそうよ…“全てを見せる”って言ったら…そう思うのが当然じゃない…」