風紀委員Girls! 874
まあいいは…
美咲に頼んで調べて貰えば直ぐに分かる筈…
それにはお礼の品がいるはね…
「虎太郎くん…ちょっとお願いがあるんだけど…」
「ん?何です?…」
「私最近カメラに興味があって…モデルになってくれないかな…?」
「も、モデル!?そんな、俺なんかでいいんですか?」
「虎太郎くんみたいな男の子が良かったんだよ。まずはこっちで」
真里菜はスマホを取り出すとすぐにカメラを起動し撮影。
呆気にとられる虎太郎の顔が映される。
「これはちょっと恥ずかしいっす」
「私だけしか見ないよ」
アイスカフェラテを飲みながら真里菜は次を考える。
「場所はどこがいいかな、虎太郎くんの合う場所がいいな」
「俺の合う場所って何処です…?」
モデルと言われて、虎太郎も満更でも無かった…
「そうねぇえ…」
本当は海とか似合いそうなんだけど、美咲に贈呈するとなるとそうもいかない…
「やっぱり2人っきりになれる場所に移動しましょ…」
真里菜には少し躊躇いがあったが、2人きりになれる場所というと思い浮かぶ場所がこれ以外にない。
家には絶対誰かがいるし、虎太郎の家にお邪魔するのもちょっと違う。
あかりは男の子とよく行くらしいけど…
「マジで来ちゃった…」
「中、こんなんなってるんですね…」
「ちょっと笑っちゃうはね…」
2人の選んだホテルはかなり旧式…天井には鏡が貼られ、部屋の中央には丸いベットが鎮座していた。
「なんか安っぽい遊園地みたいっすね…」
「ホント、なんか恥ずかしくなっちゃうは…」
美咲に虎太郎のヌード画像を送ることしか考えてはいなかった真里菜は、ちょっと戸惑ってしまう…