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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 873

「そうかぁ…」
なぜか残念そうな表情をする真里菜。
「どんな期待をしていたんですか」
「別にいいじゃない」

これで親が巨人ファンだったら物凄い矛盾だったのに…いや、普通はそんなことしないか。

ちなみに真里菜は所謂『カープ女子』(にわか)だが、それは友人たちにも言ってはいないし知られてはいない。

「さっきのアレさ、滝谷くんからもらったんでしょ」
「あっ…滝谷さんのことご存知で…でも、その間には何人も待ちがいたんで…」

「皆で廻し観るなんて、仲いいのね…」
「男子高っすからね…清美ではそんなこと無いんですか?…」

「う、うん…そうね…」
滝谷旬はじめ、この辺りのイケメンくんたちの全裸画像が廻ってくるとは、ちょっと言えないか…

目の前の虎太郎だって将来的に考えるとなかなかの素材だ。
あどけないのに髪だけはいっちょ前に金色に染めちゃって。それがちょっと中途半端なのがまたクスッとくる。
アリシアとは比べちゃいけない。

「ところでさ」
「はい」
「虎太郎くんは兄妹っている?」

「うーん…いるにはいる、と聞いたことが…家を出てった父親が連れてったみたいなんです」
「弟さん?」
「妹です」

「もしかして苗字も”宮田”なのかしら?…」
「はい…親父が出て行ったと言っても、親父とお袋、正式に離婚はしていないんですよね…、だからお袋も宮田姓のまんまっす…」

「そ、そうなんだ…」
「ん?…何か俺の妹に関して、気になることでもあんすかぁ?…」

引っかかる部分はあった。
旬の兄、多岐亮と自分の姉、ユリナが共演する映画の予告ポスターを見たとき、その次にあった名前。

『宮田花凛』

ユリナの妹役で出演していた新人女優…虎太郎と繋がりはあるのか…

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