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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 863

夏織は病院に搬送され、治療を受ける。
真里菜、恵美菜、明日香、それに一緒に付き添っていた真菜が治療室の前で心配な顔で待つ。

「意識はあるし骨折なんかの酷い怪我はしてないから安心して。あとは精神面ね…」
看護師からはそんな話を聞く。

「それで妊娠の方は…?」
桃子のことがあるので聞かずにはいられない…

「それは今さっきのことだからまだはっきりとは分からないけど…洗浄に消毒は入念に行っておいたは…」
答えになっていない…
まあこの看護師を攻めても仕方ないことなんだけど…
真菜は皆の前でため息をつく…

「まあ、きっと大丈夫だよ」
「後は祈るしかないんだ…」
肩を落とす真菜に、明日香と恵美奈が励ます。

そんな空気を変えるように病院の廊下をバタバタと走る音がした。
「治療中ですからお静かに…」
看護師が注意するが

「夏織姉、夏織姉は無事なの!?」
「ねぇ、合わせてよぉ!!」

中学生くらいの瓜二つの少女2人。
夏織に似てなくもないが…その2人に真里菜が尋ねる。

「君たちは?」
「石川智秋です!」
「石川千冬ですっ!夏織姉の妹ですっ」

「…夏織、双子の妹がいたんだ」

「はい、推薦入学で来年から清美に行くことが決まっています。」
「あらぁそれじゃあ私たちの後輩になるのね…」
真里菜は2人に向かい笑顔を送る。

「ちっとも知らなかったは…夏織にこんなに可愛い妹さんが2人もいたなんて…」

瓜二つの双子の妹って可愛いもの、廊下が緊張感から解れていくような気がした。
いつか2人にもいい男が出来るのかな?
将来の風紀委員も安泰ね、なんて言葉をかけると双子姉妹は照れたような笑顔を見せた。

「ちょっと、2人とも…」
少ししてまた1人の女性が小走りでやって来た。

「あれ?」
「ん?夏織、お姉さんもいたんだ」
明日香の言葉に双子姉妹は首を傾げ、ニヤ、と一瞬笑う。

「お友達の方、よね?」
「はい」
「娘がお世話になって…あっ、夏織の母の石川小春です…」

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