風紀委員Girls! 87
性格に似合わずと言ったら失礼か?と思いながらも、舞は碧のナイスな身体に見惚れてしまう…
「(ちょっとぉ碧って見掛けによらず、いい身体してんじゃない!)」
「(美菜ぁ、その見掛けによらずって余計だろ…)」
「(そんな情けは掛けてはいられないって!ほらノブアキ…鼻の下あんなに伸ばしちゃって…私たちだって負けちゃいられないはぁよ!)」
そう言って美菜子も着ているTシャツを脱ぐ。
「ホントは裸で泳いじゃいたいのよ〜」
「この水着なら裸も同然だろ」
ただ、美菜子もスタイルは抜群。
裸じゃなくてもノブアキを誘惑することだってできると舞は思った。
そういううちに美菜子と碧が水着に着替えていた。
改めて、水着の意味があるのかと思うくらい際どいビキニである。
乳房のその膨らみは総て露出していて、辛うじて小さな布地が乳首だけを隠していた…
それは下のパンツ部分も同様で、Tバックというよりも褌に近いそれは、美菜子と碧の桃のような尻を、丸々とさらけ出させていた。
「さあ、行くぞ碧っ!」
「はいっ!」
…行くってどこにだよ。
エロ水着と言うのか、もしくはただの薄布だけを身に纏った状態でプールに入る美菜子と碧。
その姿を見ただけで気が遠くなりそうな舞である。
…一方のノブアキはというと、まだ呆然と立ち尽くして…
「(…やっぱりな)」
昨日はベネゼエラ産とやらの媚薬の力を借りた為に、ノブアキ本来の欲望は分かり兼ねた。
それでも今日は何の小細工もしてはいないのだ…
品行方正、清廉潔白…老若男女誰にも好感を得られるだろうノブアキでも、やっぱり男なのだ…
ノブアキも、旬と変わりないのね…
『白と黒』『北と南』『王子と乞食』…正反対に位置する2人であっても、男の部分は一緒なんだぁ。