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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 847

「ああ…食玩ですよ、アニメの」
「あかりさんが欲しくてです?」
「妹です…まだ小さいのがいるんで…」
「優しいお姉さんですね」

静香にそう言われ、何も言えず照れ笑いするあかり。
幼い妹は自分とは血のつながりがない。母親が再婚して産んだ子なのだ。

静香がすっかりと信じ込んでくれてあかりはホッと胸を撫で下ろす…
やっぱり静香には避妊具を買っているなんてバレたくは無かったのだ。

「妹さんがいるなんて羨ましいはぁ…」
「あらぁ静香さんにはあんなカッコイイお兄さんがいるじゃないですかぁ〜」
あかりにとってノブアキは、永遠のアイドル的存在だった…

「お兄様は、兄弟とは言えない、みたいな…その、言葉では言い表せない…」
「何かあったんですか、ノブアキさんと」
「いえ、そういうわけでは」

静香とノブアキも、あかりの家庭と同じく血縁のない『兄妹』。
複雑な部分はなんとなくわかるところもある。

「静香さんみたいな美人でスタイル抜群な妹さんがいたら自慢でしょうに」
「あかりさんには負けますよぉ」
静香の視線はあかりの服の上からでもわかる豊かな膨らみに移る。

「これは…昔はあまりよく思わなくて。無理やりやられた嫌な思い出もあるんです」

「それって…?」
静香は自分も経験したあのことを思い出す…

「まあコレが必要以上に男の人を誘惑しているのかもしれないはね…」
「そうなの?…私からしてみたら羨ましくも思うけど…」

静香だって決して小さい訳では無いのだが、あかりのソレにはとても敵いそうには無かった…

それでも過去の辛い経験を表情に出そうとしないあかりの強さを静香は感じた。
…自分にもいつかそんなときがやってくるのだろうか。

「それじゃ」
「また時間があるときにゆっくりお話したいです」

あかりはまっすぐ自宅に帰宅する。
「おかえり」
玄関で声をかけるのはあかりの『新しい父親』三上真一。
母親より自分の方が年齢が近いのだ。

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