PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 829
 831
の最後へ

風紀委員Girls! 831

「2人がいいなら、ぜひ」
美咲もそこまで言われては断る理由などなかった。
それに、気になることは山ほどあるんだし。

唯の家庭については、いろいろと謎の部分も多かったからね…

「美咲のためにも頑張らなくちゃ」
唯は可愛らしいエプロンを付け、キッチンに向かった。

リビングに航平と2人残される美咲…
嬉しいんだけど、手に汗をかいてしまう…

「あの…先日はありがとうございました…」
美咲の言葉にきょとんとした表情を浮かべる航平…覚えていないのだろう…

「再開発地域のあの時…私もあそこにいたんです…」
航平が助けに来てくれなかったら…と想像するだけで身振いしてしまう…

現に親友2人が犠牲になった。
望まぬ形で初めてを奪われ、そのうちの1人は妊娠までしてしまった。
航平の表情も曇る。

「もっと早く行っていれば誰も傷つかずに済んだんだ…」
「でも、航平さんがいなかったら…」
美咲の声が震える。
航平は咄嗟に隣に寄り添い、背中を優しくさする。

「怖かったんだね…同じ男として謝るよ…」
「そんな謝らないでください…お兄さんはあんな奴らとはぜんぜん違いますよ…」

「いやそうでも無いさ…男だったら多かれ少なかれ、そんな願望は持ってるからね…」
「そうなんですか?…」

「男として好みの女を支配したいという気持ちは当然かもしれない。しかし、それは100パーセント許されるわけではない」
航平は神妙な表情をしながら考える。

「僕だって過去にやってしまった過ちがあるんだ…今でも忘れない」
「航平さんにそんなことが…?」
「まあ、警察に捕まるとかいうことじゃないけど」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す