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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 830

こんな一面を持っていたなんて、航平に対しての好感度がますますに上がってしまう…

「なかなかのもんでしょ…?、お兄ちゃんの唯一自慢出来るところかな?…」
「そんな“唯一”なんてこと無いはぁよ…さっき見た身体にしたって、充分自慢出来ると思うけど…」
美咲の中で航平の逞しい身体が蘇る…
流石に毎日鍛えるいるだけあって、美咲のコレクションの中の男子たちとは比べものにならないほどの見応えのある身体だった…

「美味しいって言ってもらえたら嬉しいな」
リビングに航平がやってくる。
Tシャツに短パンというラフな姿。さっきよりはまともだが。

「お兄さんの才能、素敵ですね」
「いやいや、ずっと妹と2人の生活だからね、このくらいのスキルは身につけないと」

腕を上げ、前髪を掻き上げるその袖口から脇の毛が見え、美咲はまた顔を赤らめてしまう…

「スキルなんて偉そうなこと言ってるけど、お兄ちゃんが作るのはスイーツだけ…料理は全く作らないんだから参っちゃうのよ…」
頬を膨らましながら唯は言う…

「まあ料理は唯に任せているからな…唯の料理の腕はなかなかのもんなんですよ…」

「やだなぁお兄ちゃん…褒めたって何も出ないんだからね」
大好きな兄から褒められて顔を真っ赤にさせる唯。
「唯の手料理は母さんの味に似てるんだ…一度食べてみればわかるはずだよ」
「もう…」

仲の良い兄妹だなと美咲は思う。
しかしそれとは違う何かも感じるのだ。

「よかったら夕飯食べていきません?…美咲さんにも唯の料理、是非食べて頂きたい…」
2人の関係を怪しむ美咲の顔を、背を屈め覗き込んでくる航平…
その掘りの深い航平の顔を真近で見て、美咲の頭の中は真っ白になってしまう…

「迷惑じゃなかったらそうしてぇ…でもホント、お兄ちゃんの言うほど上手くはないのよぉお;…」

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