PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 825
 827
の最後へ

風紀委員Girls! 827

「「えええぇ〜!?」」

美咲と唯、同時に驚きの声を上げる。
周りの客の目が気になり少し肩身を狭くし佳奈に小声でつぶやく。

「もう、それとこれとは関係ないじゃない…」
「そう?静香に先行してだね」
「私は静香さんと競うつもりなんて…」

「唯ちゃんはどう?」

「紹介するぐらいなら…」
ここで変に拒むと、返って怪しまれそうな気がした。

「いいよいいよそんなこと…佳奈が変なこと言い出すから、唯だって困っているじゃない…」
「あらぁそう?…やっぱりあんなカッコイイお兄ちゃんは、友達に取られたくは無いものかしらぁ?…」

ふざけながら言った佳奈の言葉に唯はドキッとしてしまう…
「だからぁ〜さっきも言ったようにぜんぜんカッコよく無いってぇぇ…、よかったら美咲、今から家来る?」

「いいの?迷惑じゃない?」
「全然、今日は休みなのか一日中だらけてるよ」

佳奈はコーラを飲み干して微笑みかける。
「そう来たら行ってらっしゃい、健闘を祈るわ〜」
「そんなんじゃないってば!」
冗談とばす佳奈を美咲が肘で小突く。

とはいえこんな風に背中を押されなければ、小川航平に近づくことなんて出来なかっただろう…
そう思うと佳奈に感謝せずにはいられない…

別れ際、ファミレスの前で佳奈にハグをして、耳元で小さく“ありがとう…”と囁いた…
そんな美咲の背中を、佳奈は何も言わずにポンポンと優しく叩いた…

佳奈と別れ、美咲と唯は唯の自宅を目指して歩き出す。

「美咲って年上の男が好きなのね」
「うーん…別にこだわってるわけじゃないんだけど…たまたま気になった人が年上なだけ…」
「まあ、お兄ちゃんにそういう人ができたら私も嬉しいよ〜」
「ちょっ、私は本気なわけじゃ…」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す