風紀委員Girls! 826
リラックスし過ぎの航平の姿を2人にも見せてあげたかった…
「へぇ〜なんか意外…、見るからに家でもきちっとしている人なのかと思っていたぁ…」
佳奈は美咲を気使い、航平の話題を更に続ける…
「ぜんぜんだよぉ…部屋の中はとっ散らかっているし、パンツ一枚でうろうろするし…」
唯は苦虫を潰したような表情を2人に向ける。
「仕事がお堅い人ほどそうなるのかな、私の兄貴2人は教師と会計士なんだけど似たような感じ」
「佳奈さん、お兄さんがいるのね」
「優秀過ぎて私は落ちこぼれ扱いですわ」
「いや、落ちこぼれが桜咲で生徒会なんかにいないでしょう」
「恵里菜さんや静香に比べたら成績なんて…」
「あの2人は別格じゃない…?、恵理菜さんに至っては、他校までにその優秀さは知れ渡っているもの…」
「そうね…単なるお嬢様学校のチャラチャラした桜咲のイメージを払拭させたのは、前生徒会長の恵理菜さんだと思うは…」
「それなのに…今度は工藤真里みたいな問題児が現れちゃったって訳ね…」
「お偉いさんの娘だからってやりたい放題なのね」
「桜の初出演映画の役を奪ったっていうしね」
「奴もお嬢様の端くれだからねぇ」
「…にしてもこの前のグラビアはエロかったよ…高校生であそこまでするって感じ」
「見せびらかしたいんだろうね。自慢の身体を」
2人を見ながら佳奈はニヤリと微笑む。
「まあ、清美にはアイツ以上の逸材がゴロゴロいるけど」
「それって佳奈…誰のこと言っているの?…」
「ふふ、美咲だってなかなかイケてるんじゃない?…」
「や、止めてよ…私は自分の身体に自信なんか無いはよ;」
「もうぅそれだから美咲は奥手だって言われちゃうのよ〜…唯ちゃん、唯ちゃんのお兄さん美咲に紹介してあげてくれない?」