PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 823
 825
の最後へ

風紀委員Girls! 825

「進展なさそうだよ。静香の口から何にも出てこない」
「そう…それならいいか」
「その弁護士さん、清美に妹がいるんでしょ?」
「情報が早いね」

突っ込まれても隠さないし、否定するつもりもない。
佳奈とは一連の出来事で仲良くなれたし、できるだけ多くの情報を共有できればと思っている。

「美咲も彼のこと気になっているんでしょ?…」
「な、なんで分かったのよ…?」
佳奈には隠し事は出来ないってことなのか…?

「それゃ分かるよ…美咲いつもと違って妙に不自然なんだもの…」
「そ、そうだった;?…」
何だ…見抜かれた原因は私本人だった訳か;…

「うーん、まあね〜、だってかっこいいじゃない。ああ見えて格闘技とかやってたらしいし」
「雑賀組の奴らをやっつけたっていうしねぇ」

佳奈がファミレスの外を見る。

「おっと、そんな話をしていると」
「あっ、唯か」
その小川航平の妹、唯の姿。

「なんか最近元気ないからね…」
「彼女にも気になる男がいるんじゃない?」

美咲は手を振り、唯を店内に呼び寄せる…

「あらぁ桜咲の佳奈さんもご一緒だなんて珍しいはぁね…」
唯は佳奈に向かいニコリと微笑み掛ける…

「学校は違えど佳奈とは大の仲良しなのよ…こうやって時々情報交換している訳…」
美咲は腰をずらし、唯を横の席に座らせる。

「清美も桜咲もお互い仲良くしようって訳でね」
「まあ、そうだね…」

「唯は今、お兄さんと2人で暮らしてるんでしょう」
「う、うん…」
いきなり兄・航平の話を切り出されて動揺しかける唯。
「かっこいいお兄さんだもんねぇ」
「そんなことないよ…仕事がお堅いと家じゃだらしないんだよ」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す