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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 824

「確か…新国立競技場のコンペにも…」
「そう…最終審査まで残ったのよね…それまで私は、黒川の父親がそんなに有名な人だなんて知らなかったはよ…」

「あらぁ、黒川紀成さんの奥さんって映画女優の鈴木涼華でしょ?…私はそっちの面から知っいたは…」

「ああ、そうだよね。あの人もかなり美人だもんねぇ」
「一時期第一線から身を引いていたけど最近復帰したんだよね」

美咲はそんな話をしながら、ふと引っかかったことを口にしてみる。

「静香さんのお父さん、青山隆一さん…娘婿で、旧姓は黒川っていうんだけど佳奈さんは何か知ってることない?」
「あー、それねぇ…静香が言ってたんだ…青山と黒川の関係ね…」

言葉を濁らす佳奈の態度に美咲はピンとくる…
「親戚関係にあるってことなのね…」

「流石美咲さんね…そう、うちの学校の学長は青山家に養子に入っているのよね…」
「紀成さんはその学長さんの弟さんか何かなの?…」
「歳は同じだから弟かどうかは分からないけど、腹違いの兄弟らしいは…うちの学長である青山隆一は愛人が産んだ子らしいの…」

これは実に複雑。
それならノブアキと黒川幸成も親戚関係なのか。

「青山家は男子が生まれにくい環境にあるんだとか。それぞれの代が婿養子を取っているのが象徴よね」
「ノブアキは希望の星なのね」
「彼も傍系の子だけどね。むしろ静香が期待されているみたいだけど、あの子はやる気がなくてね…」

「静香さんといえば…その後小川航平という男とは?…」
美咲がずっと気になっていることだった…

「ああ、あの雑賀組の顧問弁護士ね…」
「ええ…噂では静香さんが想いを寄せてるって聞いたけど…」
美咲は自分の思いを佳奈に気づかれ無いよう、あくまでも話しの流れで聞いたかのような素振りを取る…

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