風紀委員Girls! 83
「うん!昨日は学校休んでたからさ〜」
そういえば昨日美菜子は学校に来てはいなかった。
「美菜子ちゃん、風邪だったんですかぁ?…」
「ん?…な訳無いじゃん〜、親もいないし、前の日夜遊びし過ぎちゃってさぁ〜」
美菜子がポリポリ後頭部を掻きながら言う…
「おい、」
「てめー…」
『サボりかこんちくしょーっ!』
唯と明日香が飛び起きるなり美菜子のぴちぴちのTシャツの首根っこを掴む。
「ちょ、2人とも!そこまでは…見えちゃうから!」
「舞ちゃん、見えるって何が…」
碧が後ろで首を傾げるがもはや関係ない…のだろうか。
コンコン
『!?』
部屋のドアがノックされて皆、我に返る。
「おーい」
ノブアキである。
「ノブアキさぁん、どうぞ〜開いてまぁすよお〜」
「ぅお、おい!碧…!!」
美菜子の怒鳴りとともに、ギィ〜と年代を感じる重そうな扉が開く…
「あ、………;」
目を点にし、茫然と立ちすくむノブアキの姿がそこにあった…
その視線の先は。
唯と明日香により揉みくちゃにされ、ピチピチのTシャツをたくし上げられ、下乳丸出しにされてしまった美菜子のあられもない姿。
ノーブラだから当然、隠すものは何もなく…
「ご、ごめんなさぁーい!!!!!」
ノブアキは脱兎のごとく走り去り、
「最悪の初対面やー!!!!!!!」
美菜子はその場で泣き崩れた。
「…どっちもどっちや」
この状況に、舞は呆れるしかなかった…
「ミーナごめん…度が過ぎたね…」
「まさかノブアキが来るとは思いもしなくてさぁ…」
明日香と唯は必死になり美菜子に謝る。
「クク…謝る必要なんてないさぁ。作戦は成功ともいえるはぁ」
おい、泣き真似かよ;
「成功ってどういうことぉ?」
「見たでしょ?ノブアキのアソコ…ピクッと動いたじゃない〜♪」