風紀委員Girls! 783
「そ、そりゃそうだけどさ…」
脩はドギマギしながらも、迫ってくる明日香を精一杯受け止めようとする。
「そういう脩の一生懸命なとこ、好きだよ」
「あ、明日香…」
「私の初めて、あんなふうで終わったと思いたくない…脩が本当の初めてだって思えたらそれでいいの…」
「…明日香」
極力その話題には触れないように気を使っていた脩は、やはり明日香にとっては拭い去りたい過去なのだと思い知らされる。
「忘れていいよ明日香…あんなことすっかり忘れちまえよ…」
脩は思わず明日香のその身体を押し倒し、唇を寄せていった…
唇が重なり、明日香が脩の背中に腕を回す。
2人の身体が密着し、その手が服の上から胸に触れる。
「んっ…ああ…ああっ」
手探りでも脩の手は明日香の感じる部分をピンポイントに捉えようとする。
明日香の思い出に残るなら…脩は必死になっていた。
その気持ちが痛いほど分かり明日香は感動してしまう…
それはもちろん涼よりも拙く、的外れではあったが、そんなことよりも脩のその気持ちが明日香は嬉しかった…
「ありがとう脩…」
目頭が熱くなってくる…
「ご、ごめん…乱暴過ぎた?…」
「ううんそうじゃ無いの…私ずっと…脩とこうしたかったの…」
今まで単なる幼馴染でしかなかったのに…他の人の手に渡った瞬間に女として意識してしまう…
「俺も、明日香のこと、ホントは…」
「ふふっ、それ以上はいいよ」
明日香は脩に微笑む。
そして一度止まった刺激を求める。