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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 782

「何も急ぐことないよ…付き合うかどうかはそれから決めればいいんじゃない?…」
「そうだよね…何か周りが次々と幸せそうになっていくから、なんか焦っていたところもあったんだと思うんだ…」

「その気持ちは分かるな…私なんてまともに誰とも付き合ったことも無いのにいきなりこんな身体になっちゃって…そんな幸せそうなカップルを見ると、めちゃくちゃ羨ましくなるもの…」

「私が言うのも変だけど、それでも遅くないと思う。桃子のことを大切に思ってくれる人は、絶対にいると思う」
「うん、そうだよね。ありがとう」

美菜子は安堵感と少しの勇気と自信を得て、桃子の家を後にした。


そのころ、梶田家。
脩のところに明日香がやってきた。

「好感触じゃない?」
「そうかな…俺の思いは、全部ぶつけたけど」
「それでいい。美菜子は今、心が揺らいでいる時なんだ」

「それならいいけど…俺なんか今まで美菜子さんにアタックした男に比べると、あんまし自信も無いよ;…」
脩は自信なさ気に肩を落とす…

「何言っているのぉぉ…それゃあ脩は見た目は普通…運動や勉強だって平均レベル…だけどそれってある意味凄いと思うよ…」
「おい;…それって全然励ましになってないんですけど;…」

明日香はそれでも平然と脩を見つめながら言う。

「見た目や肩書、成績だけじゃない。一番大事なのは気持ちの強さ」
「お、おう…」
「脩の気持ちは確実に美菜子に伝わってる」
「そうかな…」
「弱ってるところに一気に突っ込まれると気持ちは傾く」
「それっていいことなのかな…」

「…ねぇ脩、美菜子と…する前にさ、練習しない?」

「うぇっ?!…練習ってお前;…何言っているのか分かってんのかよ;…」
脩は焦り、顔を真っ赤にする…

「分かってるよちゃんと…脩だっていきなり本番じゃ…美菜子を満足させられると思って無いでしょ?…」
そう言いながら近寄ってくる明日香に、脩は身を固くしてしまう…

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