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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 780

「そうなんだぁ!…でも“かも”って何よぉ…自分のことでしょ?…」
「それはそうなんだけど…何だか自分の気持ちが自分でも分からなくなっちゃってさ…」

「いいんじゃないそれで…数学の答えみたいに一つの正解なんて出るものでもないんだしさ…」
桃子は美菜子の肩にそっと手を置く。

「桃子がそう言うんなら…もう少し進んでみてもいいのかな…」
「なんなら私も手伝うよ」
「いや、それは…」

どこまでも前向きなヤツだと感心してしまう。
桃子は初体験があんな最悪な形だったのに、こと自分の恋愛に協力してくれるだなんて…

「それで相手は誰なの?…」
二ヤッと微笑む桃子…

桃子がこういう顔をするようになれて本当によかった…と、美菜子はなんだかそのことに感動してしまう…

「美菜子ったら何て顔してんの…目を潤ますような相手なの?…」

「う、ううん、全然…大した男じゃないよ、滝谷やノブアキなんかに比べたら」
「人と比べちゃダメでしょ。美菜子の好きになった人にはその人にないいいところがあるはずだよ」
「う、うん…でも、そうじゃなくて」

根来だったか、雑賀だったか、桃子は愛おしいって感じ出したって舞が言ってたっけ。
ほとぼりが冷めたらやり直すって考えてるのかな…

そんな形から始まる恋もあるってことなんだろうか?…
自分だったら全体に有り得ないことなんだけど…

「人には必ずいい面も悪い面もあると思うよ…その悪い面を自分が如何に許せるかってところが重要なんじゃない?…」
「桃子…」
なんだか急に桃子が大人になったように思えてしまう…

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