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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 778

そんな中で明日香だけは暖かい眼差しで美菜子を見ていた。
昨日帰って来た脩から早速話しを聞いたのだ…

まあ明日香としてはキスぐらいは期待していたんだけど、脩も童貞…
しかもキスさえもしたことがない真っさらなんだから、それも仕方ないと苦笑するしか無かったのだ。

明日香とて男性との経験はあの悪夢でしかないわけで、脩と立場はほぼ変わらないのは理解している。
ちなみに涼との関係は脩にもちゃんと説明し、受け入れてもらった。
公認の仲である。

「美菜子もついに彼氏かぁ」
「先を越されましたか」
「おい…恵美菜も真里奈も…2人だって気にしてる男がいるはずだよ…」

「ふふ…話しをすり替えようたって、そうはいかないぞぉ…」
恵美菜が逃がすまいといったニヤケ顔で更に突っ込む…

「そうよ…青海からも黒獅子からもあんなにも多くの男子に告られてきた美菜子を落とした男子って…いったいどんな奴な訳ぇ〜?」

そう言われると尚更に…ごく普通の男子だとは言いずらくなる;…

知り合えた、出会えたきっかけは明日香の幼馴染という理由だけで、特に強い印象やインパクトというのもない…それこそ滝谷旬や青山ノブアキのような。

でも、脩と実際に話してごく普通な中にも彼の真剣でひたむきな性格はわかったような気がした。
それと同時に自分がそういう男が好きなんだ、というのも。

「ま、美菜子もがんばれ」
「舞…」
「人を好きになるって気持ちがどんなに大変か、でも楽しいのか、わかる時が来ると思うよ」

「そ、そうかな…?」
美菜子は皆に囃し立てられ、自分の気持ちが分からなくもなっていた…

「うんそんなもんだよ…私だって100%納得して旬と付き合っている訳じゃないよ…誰だってある程度の妥協はしているんじゃない…?」

「そ、そう…」
それで舞は、東城司に惹かれてしまったってこと?…

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