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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 777

今日はここでおしまい。
会った初日でベッドインだなんて、気が早すぎる。
向こうは童貞、私は処女…どうしていいのか正直わからない。
舞にそれとなく聞いてみようかな…

美菜子の心は脩のことでいっぱいになり、高ぶっていた。


…翌朝。
「おはよう!」
「よう美菜…いつも機嫌悪そうなのに今日はどうした…もしかして台風来る?」
「舞、本気で言ってる?」

「だってアンタから挨拶してくるなんて何年ぶりぃよぉ?…」
「そ、そんな大袈裟な;…」
「ホントそうだってぇ〜!ムフ、果たしては何ぃかいい事あった訳ぇ〜?」
「べ、別に報告するような事は何も無かったはよ…;」
「無かったってことは……この先そういう可能性が起こりうることは起こったって事よねぇ‥」
「ん?…何だか回りくどい言い方ね;‥」
「だかぁらぁ〜、美菜子にも処女を捧げてもいいと思える相手が現れたってことでしょ?…」

「あ、あはは、何を言ってるのやら」
「きちんと人の目を見て話そうか」
「き、気のせいだよ、気のせい!」
「ふふ、昨日は何をしていたのかね、美菜子くん」

…立場逆転である。
今までは自分が滝谷旬絡みで舞をからかっていたのに、よもや自分がこっち側になるとは、美菜子は思いもしなかったのである。

まあこれも何か進展があれば胸を張って話しも出来るんだろけど、美菜子にはそんなもの何も無かった…
こんなんだったら話しのネタとして、キスぐらいはしておくべきだったと後悔もする;…

「ふふ、いいんじゃない?…人を好きになるって素敵なことだもん…」
満面な笑顔を向けてくる舞…
美菜子は逆に、本当にあの子のことを自分は好きなんだろうか…?と、眉をしかめてしまう;…

「美菜にも人を好きになるって気持ち、ようやくわかってもらえたんだな、私は嬉しいよ」
「そ、それはまだちょっと早い…と思う」
得意げに語る舞に、美菜子はまだ違うと言い張りたくなる。
…でも、それも違う、じゃあなんだろう。
そのまましばらく葛藤する時間がやってくる。

生徒会室でのお昼。
「へぇ、美菜子に気になる人がですかぁ」
「そりゃまた、うちらの中で一番縁がなかったと思ったのに」
「ふふ、青春よぉ」

母親の手作り弁当を開く舞が自慢っぽく話すと、コンビニで買ってきたパンを頬張るアリシアとカップラーメンにお湯を注ぐ夏織が興味深そうに反応する。

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