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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 773

「…そうなのかな?私はそうは思わないのに」
「焦ることないよ。美菜子の前にも王子様はきっと現れるはずさ」
「王子様って、私はいったい」

不貞腐れる美菜子。
自分は知らない間に焦っていたのか、何度も自問自答する。


…そのころ
「………いいのかなぁ」
清美の校門の傍に立つ、青海の制服の少年。

「アイツは思い切っていけ、というけどさぁ」
梶田脩。
明日香の幼馴染である彼こそ、美菜子に思いを寄せる男なのだ。

脩が言うアイツとはもちろん明日香である。
脩にとって明日香は、こういうことに関しては最も頼りになる存在であったのだ…

「あっごめん、LINEが入ったは…」
生徒会室の明日香の元でスマホがバイブする…
見ると脩から『マジに来てしまいました;…』と続いて、照れ笑いするスタンプが送られて来ていた。

(ふふっ、思い切って来てくれたじゃない)
画面を見ながら明日香は微笑む。
美菜子は窓際で相変わらず黄昏ている。

『そのまま待機で。もう少ししたら彼女がそっちに行くからね』
明日香は脩にそう送り返した。

「…今日はいいか…2人とも、また明日ね」
「うん、じゃあね〜」
美菜子はカバンを持って帰宅の途についた。

「あ、あのぉ…」
暫く歩いた所で青海の制服を着た男子に声を掛けられた。
「はい?…何かぁ?」
どうせまた告りに来たことは分かっていた。

「あっ僕、梶田…梶田脩です…前に明日香と一緒の時、街で偶然に会ったことあるんですけど…」
「え、そうなの?…」
言われてみたらそんな気もしたが、至って普通の何の特長も無い梶田脩など覚えている筈は無かった。

「明日香の?知り合いなの?」
「は、はい…家が近所で幼馴染っていうか…前にも話した気がするけど…」
「そうなの?」
…明日香にも申し訳ないけど、まったく記憶にない…たしかにいい男かもしれないけど、それ以上でも以下でもない。

「あの…」
「ストーカーとか最近物騒だから辞めてよね…」
「そういうんじゃないんです!俺…」

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