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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 76

そう思うと、いつもは憂鬱なはずの月曜日が待ち遠しくてたまらなくなる舞なのである。
これも恋の成せる業なのだろうか。

ピンポーン

「おおっと、誰か…」
ピンポンピンポンピンポーン
「だああっ!うるさいなぁ、これはきっとあいつしかいまい…」

舞はやれやれと自分の部屋から階段を降り、玄関へと急ぐ。
ドアを開けると
「やっほー!」
「どうして君ってこうテンションが一定なのだね」
「それは舞が一番知っているはずだ!」
「はいはい」

戸松美菜子。
清美学園生徒会書記。
そして、舞の家の隣に住む大親友。
幼稚園の頃から常に一緒だった存在、それは高校の生徒会長になった今も変わらない。

「あれ、舞一人?…」
「父さんと母さんはまだ寝てるに決まっているじゃん…それより美菜ぁ、こんな朝っぱらから何か用でもあるの?…」
舞の問いを受け流すかのように、ズカズカと部屋に入っていく美菜子…
家と戸松家との間には、遠慮なんて無いのだ…

「ちょっと美菜、勝手に入っていかないでよ…」
「いつものことじゃん」
…いや、そうなんだけどさ。

「うちの親ったら、娘に黙って会社の温泉旅行に行くって言い出しちゃってさ〜、舞、悪いけど、お泊まりするね!」
「は、はあ…」
「お腹空いた。朝ごはん作ろうっと」

「おばちゃんとおじちゃん温泉旅行かぁ〜どうりで昨日真っ暗だった訳だぁあ。」
「ん?…どうかしたの?」
「鍵忘れちゃってさぁ〜。閉め出しだよぉ〜」
「それはそれは…」
「あれぇ?美菜、昨日帰ってくるの随分遅かったんじゃない?」

「んー…まあそうだけど」
「だけど?」
「桃子が言ってた…碧の家にお泊りに参加すりゃ良かったかな」
「ああ、話は知ってたんだ」
「舞は参加してないの?」
「最初は一緒に行ったよ…でもいろいろあってね、途中で」
「勿体無いなぁ」

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