風紀委員Girls! 734
「ぁぁ…」
旬と司の顔が交互に浮かぶ…
どちらともイケメン…いや司くんはイケメンというよりも、美少年と言った方がしっくりとくる…
それなのに…
もし司くんのがあの顔に似合った可愛いモノだったら、自分はこんなにも魅せられたりしなかったのでは?…とも思ってしまう…
「あぁ旬…」
舞は頭の中から司の存在を消そうと、必死で旬のことだけを考えた…
…………
翌日、生徒会室。
「美咲は無事で何より」
「それにしてもみんな、派手にやったよな」
「…これくらい朝飯前ってことさ」
いつも通りパソコンの前に座る美咲。
報告をするのはあかりと愛美。
「あの後あかりは3人相手にしてたよね」
「愛美は3Pでしょ、よくやるなぁ」
あの後もそんなことをしていただなんて、舞はちっとも知らなかった…
「ほんと皆のお陰で助かったは…ありがとう…」
美咲が皆に向かい頭を下げる…
「いやだぁそんなこと気にしないで…それにこの先、あんな事件も減ると思うもの…」
あかりが美咲に微笑む。
「そうね、わざわざレイプなんてしなくても、私たちが満足させて上げるんだもんね。」
愛美も頬杖を着き、ニタリ顔で言う…
「まあ、ほどほどにしときなよ…あんまりハマっちゃうのもさ…」
舞は一応たしなめる程度に言う。
「舞には謝らないとね…滝谷くん以外の子とヤるようけしかけちゃったみたいで」
「うん…そうだね」
あかりが舞の髪をクシャクシャするように撫でる。
「ううん、愛美もあかりも心配しないで…自分で決めたことなんだし…」
確かにあの場にいながらにして涼は参加しなかったのだ…
自分だってその気になれば、そうできた筈だった…
「舞の相手って東城司なんだって…」
PC画面を舞の方に向けてくる美咲…
そこにはあかりと菜々美が昨日撮った、司の裸体が映し出されていた。