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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 732

「そうね…舞だけはまどろむって色気は無いみたいだけど…」
司の腕の中で眠る舞は鼻息を荒く立てていた…

「クスッあれって鼾?…」
「ふふ、見も心もあの男子に委ねてるって感じだねぇ」
「うん…どうみたってお似合いのカップル…滝谷旬とよりしっくりいってるんじゃない?…」

「滝谷くんも自分の部下に彼女を取られるとは思ってないだろうけど、これを見るとねぇ…」
「舞が彼に夢中になっちゃうとか…ないか」

徐々に目覚め、回復する男女の面々。
「お疲れ様でした」
「もう争いなんて起こさないようにしてくださいね」

「ああ…わかったよ…」
「…その前にもう一回…」
「連絡先教えてくれないっスかね…」

皆それぞれに、相手といいムードに浸っているようだった…

「天野さん…また会って貰えませんか…?」
そんな中で司は、勇気を振り絞って舞に言う…

「そ、それは…」
戸惑う様子の舞に司は続ける…
「別にまたエッチをしようって訳じゃないんです…ただ天野さんのこともっと知りたいんです!…」

滝谷旬の彼女にこんなことを言ってはいけないのは司だって分かっていた…
ヤレただけでもラッキーなことだと思って、此処だけの関係と割り切るべきなことも分かっていた…
だけど司はそうは出来なかった…
司は完全に天野舞という女子に、恋してしまっていたのだ…

「…それは」
舞は答えに困っていた。
滝谷旬という愛する男がいる、それを裏切るような行為にならないだろうか。

「どうすれば」
「滝谷くんには内緒で、ほどほどに、連絡先だけでも交換したらどうかな」
渋る舞に夏織がアドバイスする。

まあそれぐらいなら構わないかもしれない…
だけど舞はそれすらも躊躇ってしまう…
この先司への思いが、旬への気持ちを越えてしまいそうで怖かったのだ…

「ってことだよ君…、要するに此処で起きことは夢みたいなものだったってことで…」
躊躇する舞を見兼ねた夏織が司を諌めるように言ってくれる…

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