風紀委員Girls! 723
「ここの入り口はひとつじゃない。裏からは菜々美、菜摘、あかり、愛美の4人が突入する。幸い見張りはいないしね」
凛が余裕の表情で言う。
「まあ私の後について来な」
凛が指を鳴らし腕を捲くって男たちの方にゆっくり進んでいく。
ギョッ!という表情を浮かべる黒獅子の男子たち…
まさかこんなにも多くの女子たちに見られていたとは思いもしなかったのだろう…
「な、なんなんだお前たちは…」
小暮大吾が既に小さくなった股間を両手で覆い隠しながら声を荒げる…
「何だってことは無いんじゃない?…私たちその子の親友な訳よ…」
冷たい目で睨みつける舞、余裕の笑みを見せる凛。
凛の言うとおり大吾の後ろから菜々美たち4人がやってきて彼らを挟み撃ちにする。
「イイもの見せてもらったわ」
「よっしゃ、じゃあこれから乱パ…」
男の一人が言った瞬間、菜摘の右ストレートが飛んだ。
そのまま仰向けに倒れ込む男子…
その股間を愛美が踏みつける…
「やだぁコリコリして変な感じぃ〜」
愛美は踏みつけたその足を柔んわりと左右に振り、わざとふざけてみせる…
「か、勘弁してくれよぉ;…そんなことされたらぁもう;…」
身をよじる男子は、全身を茹でタコのように真っ赤に染めていた。
「ね、キミもああなりたくなければ観念した方がいいかもよ」
後手縛られた少年に、夏織が囁きある方向を向くよう促す。
「…だ、大吾さん!?」
それはあの小暮大吾が凛に軽く捻られる姿だった。
「嘘だろ…」
「あの大吾さんが…」
「おーい、可憐、大丈夫?」
「…あ、ごめん……舞…」