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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 715

「噂をすれば、って奴ね」
「で、何なのかな〜」

舞が画面に目を通す。
「…えっ?」
「どうしたの?」
「みんな…ここにいる場合じゃないかも」
「…美咲、もしかしてピンチなの!?」
真里菜が舞の表情から状況を悟る。


追い込まれた美咲は開発地域の廃工場跡に身を潜める。

ここってもしかして桃子の…
偶然にも逃げ込んでしまった場所に、美咲はどこか不吉なものを感じてしまう…

「ははは!俺らのアジトみてーな場所に隠れるなんてよ、柳瀬さんもアッタマ悪ぃ〜じゃねーの?…」
えっ?…
“私”だって知ってのことだったの?…

「アンタが持ってる俺らに関するデータって奴?全部まとめてもらわないとなぁ」
「じゃないと君もお友達と同じ目にあうことになるよ…」

データ…彼らの目的は私よりもそっちなのね…
でも、渡すわけにはいかない…

「さあ、素直に出てくれよ」
男の数は少なくとも十数人…私なんて相手にならない。


「ヤルなら私を好きにすればいいじゃない!」
突然響く声。
「美咲、大丈夫だから…早く逃げて!」

…可憐?

「な、なんで直矢の彼女がここに現れるんだよ…」
可憐の姿を見たリーダー格の男子が眉をしかめる…
彼らにとっては思ってもいなかったことなのだろう…

「アンタら何の目的か知らないけど…大の男が寄ってたかってか弱い女子高生を…恥ずかしくないの?…」

「だってそいつ、俺たちの…」
「美咲が何か悪いことでもした?」
「俺たちの情報を隠し得て青海に…」
「そんなことするわけないじゃない!」

「…でも、アンタだって直矢があんなことになって…悔しくないのかよ…」
「直のことは別…私は直のこと、良くなるまでずっと待ってる…」


黒獅子の男数人が可憐を囲む。
「…直矢がああなったってことは、そっちはしばらくご無沙汰ってことだろう?」
可憐の肩を背後の男がそっと抱き寄せる。

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