風紀委員Girls! 711
そのまま航平は廊下を闊歩する。
…ああ見えて最近休みの日はジム通いしてるからどんどん体格よくなっているんだよね。
それにしても家じやお堅い仕事している人とは思えないなぁ…
ただ、そんな兄でも、どこか愛おしいところがあって、胸の奥がキュンとなってしまうんだ…
当然航平のソコだってしっかりと見ていた。
今では空でもその色形はしっかりと頭に入っているぐらいだ…
だけどソレは所詮力無く萎えたモノ…それでは唯の好奇心にも似た欲求は満たされることは無かった。
“お兄ちゃんのも…滝谷旬や青山ノブアキのように逞しく聳え勃ったりするんだよね…?”
唯も滝谷旬と青山ノブアキの全裸画像を、美咲からプレゼントしてもらった一人だった…
その瞬間が見たい?もちろん見たい。
でも、そうなった瞬間、私は壊れてしまうと思う。
お兄ちゃんのを強く求めて、兄妹以上の関係になったら、幸せだろうけどその代わりに失うものは大きい。
…昼休みの教室。
「…はあ」
窓際でため息をつく唯。
その姿に心配になるのは真里菜と涼。
舞も2人と一緒に唯の方を見つめる。
「ため息なんて着いちゃって…唯の病も重傷じゃない?…」
「…病?、唯どっか悪いの?…」
「もお舞は相変わらずなんだから;…見てみなさいよあの虚ろな瞳…」
「そう?…花粉症だったりするのかしら?…」
「違うでしょ…恋よ恋!恋の病よ!。舞にだって覚えがあるでしょ?…」
「??私あんな感じだったの?」
「…舞はホントに自分のことにはお留守だなぁ」
「何よそれ」
「舞はさておいて、唯にもそういう人がいるってことだね」
唯の好きな人かぁ。
今までそんな風は見せなかったけど、ようやく出来たってことかなぁ。