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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 8

舞は髪の毛をクシャクシャしながら悩み、唸る。
「…どちらにしても、青山に近づくのは今の状況じゃ厳しいわね」
「どうしよっか…」

「あ、舞ちゃんも彩花ちゃんもどうも〜」
へらへらと天然っぽい笑顔でやってくるウェーブがかった茶髪の少女。

清美学園生徒会副会長・清水碧。
そして、清美学園理事長の娘でもある。

「あ、碧ちゃん〜いい所に来てくれたわぁ」
「どうかしました?…舞ちゃんも彩花ちゃんも困った顔してますよぉ〜」
「碧ちゃん、貴女確か、桜咲の青山静香と知り合いっだったはよね?」
「はいぃ。青山さん家とは家族ぐるみのおつき合いなんですよぉ…」
「え?それじゃあ、ここの青山ノブアキとも?」
「はいぃ。ノブアキくんとはぁ、小さい頃には一緒にお風呂にも入りまぁしたぁ〜」

「へ?」
「はぁああ!?」
碧の言葉に、目を見開き、パチクリさせて驚く舞と彩花。

「え…青山と、そんな近しい関係だったの?」
「はい〜」
「青山ノブアキって…どんな男なの?」
「普通の男の子ですよー?最近はちょっと素っ気無いですけどー」

灯台基暗しとはこのことぉ〜!?
こんなことなら、碧を風紀委員に入れておくべきだった…
舞は今更ながらに悔やみもする…
とはいえ、部外者である碧に今回の仕事内容を話す訳にもいかず、かと言って碧の協力無しでは青山に近づく手段も考えられず、頭を抱えてしまう…

「え、えっと…彼、すごい人気みたいね」
「そうなんだよね〜、おかげで最近はなかなか話せないね〜」
「そうなんだ…」

部外者とはいえ、碧は友人であり生徒会の仲間。
舞と彩花はなんとかしようと考える。

「ところで、舞ちゃんと彩花ちゃんは何をしてたの?」
「へ?ああ、えっとね…」

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