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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 699

「旬…」
涙でぐしゃぐしゃの顔で舞は旬を見上げる。
「お前…可愛い顔が台無しだぞ」
「旬、旬…うわぁああああああぁああ〜っ!!!!!!!!!」
舞は旬に抱きつき、さっきよりも大きな声で泣き叫んだ。

「まったく…」
旬はちょっとの間、泣きじゃくる舞の頭を優しく撫でてやるのだった。

やっぱり旬は頼もしい…伊達に黒獅子のトップに君臨している訳じょないよね…
舞は改めて旬の偉大さに感激してしまう…

そう考えると、さっき聞いた旬の女の子みたいな喘ぎ声や悶え方が嘘のように思えてくる…
多分、自分の頭の中が快感よって可笑しくなっていたのだろう…
どこかあんな旬の姿を認めたくない舞は、そう自分を納得させるのだった…


旬と別れ、舞は家に帰る。
久しぶりに旬と身体を重ねて心まで満たされた気がする。
毎日とは言わないけど、こうやってできたらいいな、なんて思ったりする。

「ただいま…あれっ?」
玄関に母・恵以外の靴が二つある。
「お客さんかな?」
不思議に思いながらリビングに向かう舞。

「やー、舞ちゃん久しぶりね〜」
そこにいたのは美菜子の母・真理子と桃子の母・果穂だった。

「あれぇどうしたんです?今日は…」
隣に住む美菜子の母親とはよく会うのだが、桃子の母親に会うのは久しぶりだった。

「ごめんなさい突然お邪魔しちゃってて、ご主人が出張でいないからって、恵さんが誘ってくださって…」
ああお父さん、今日出張なのか…

「女同士じゃないとなかなか話せないこともあるのよ」
「お母さん、お昼からビールは困るよ」
「さすがにそんなことしないよ」

美菜子と桃子とは小学生の頃からの仲、母親同士も仲が良いのは舞も知っている。

「実は果穂ちゃんから相談があってね、桃子ちゃんのこと…どうやって支えていけばって」

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