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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 689

「桃子だって少しずつ元気になってるんだ、いつ戻ってきたっておかしくないよ」
「お腹には赤ちゃんがいるから、あまり刺激しないようにね」
「今度は私たちが桃子を励ます番だね」
美菜子は強気に構え、美咲もキッパリと言う。
明日香も笑顔で続いた。

2人の復帰初日は何事もなく終わった。
舞は今日は生徒会・風紀委員の仕事はせずに早々と帰り支度をする。

「…お前、急ぎすぎじゃないか?」
「誰のためだと思ってる?」
校門の近くで待ち合わせした相手…もちろん旬だ。

はにかむその笑顔に…“ずっと会いたかった…“と心の中で呟く舞であるが、その気持ちを素直に表すことは出来無かった。

「それって、俺様の顔を少しでも早く見たかったって訳?…」
「まさかぁ〜もぉお旬ってホント自信過剰だよぉ〜;」

それでも、本音は旬に会いたかったからだよな。
それが隠せないみたいに頬が緩んでくるのが嫌でもわかる。

「どっか行くのか?」
「こうしてるだけでも幸せ…ちょっと街の方お散歩しよっかな」
「まあ、いいけど」
そういいながら学校を離れ、舞と旬は2人並んで歩く。

「こうやってデートみたいなことするの初めてじゃない?…」
舞は旬の袖口をそっと摘んだ…

「当たり前だろぉ…そんなチャラいことできっかよ…」
旬はそう言いながらも、舞の手を握り締める…

「クス…手を握って歩くことはチャラくないの?…」
「バ;バカ言ってらぁ…」
旬は握ったその手を、ズボンのポケットに突っ込んだ…

そんな旬が可愛く見える。
こうして2人並んで歩いてるだけでも幸せだから、まあいいかな。

舞と旬はそのまま駅前の人通りの多い商店街に入る。
「この辺ってあまり来ないんだよな」
「そうなんだ」
「まして、うちの学校のイメージだとな」

旬が前を歩く男を不思議そうに見だす。
「なんかデカイな、アイツ」
「でかい?…あ」

前にいる男は昨日ひと悶着あった岩戸光輝。
そして、その隣にいるのは…『彼女の一人』寺川愛花。

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