風紀委員Girls! 687
…いやそれは贅沢過ぎるというか、芹沢祐未も沼倉真由美もそれに十分該当するし。
それを続けていたらこんな修羅場になるのも当たり前だよ。
「みんなにそう言い続けてきたって感じね」
「ああ…私も聞いたよ…」
美菜子が珍しくゲンナリした顔をし、佳奈はがっくしと項垂れた。
「で、岩戸くんはいったいどうしたいのよぅ」
そう問い詰めるのは寺川愛花。
わあ…今胸元がすごい波打った。
「それゃあ、このまま皆と付き合っていたいさ…」
まあそう言うだろうとは思っていたよ;…
これって岩戸にとってはハーレム状態だもんね;…
「私は…光輝がそうしたいなら…それでもいいけど…」
うぇ!?…
そうなの…?
「えーっと、寺川さん、それでいいの?」
「ええ…誰と付き合うかは光輝が決めることだから…みんなのことも知ってるし、私だけ特別扱いなのも…」
愛花が胸の前に手を置いて言う。
制服の下からでもくっきりと目立つ二つの豊かな果実…コレを岩戸光輝も愉しんだのかなぁ…
「ごめんな、みんな…」
光輝は小さく言い、頭を下げた。
素直に謝るところもなかなか憎い…
これって計算してやっている訳じゃないよね?
「私も愛美と同じだな…光輝くんがいろんな経験を積むことは…悪いことじゃないもの…」
今まで黙っていた久野美里がぽつりと言う…
うわぁこの子まで…
自分では思ってもいなかった久野美里の言葉に、舞はちょっと驚いてしまう…
「えっと、佳奈さん…」
「まだ納得いかないところはあるけどさ、私だって光輝とも距離は置きたくないし、美里も愛花も真由美も祐未も友達だから、どちらにも悪い関係にはしたくないじゃん」
「まあ、皆さんがそれでいいなら」
「そう、現状維持」
舞と恵美菜はポカンとした表情だが、佳奈はどうやらスッキリしたようで。