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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 684

「小川航平が働いて返済したんじゃないの?…」
「そんな個人が働いて返せる額じゃないでしょう…例え身体を売ってでもそれは無理だよ…」

何気なく美菜子が言う“例え”に、麻耶はドキリとしてしまう…
ああいうビデオを撮られている以上、身体を売ることを強要されていたことは充分に考えられることだった…

「麻耶さん」
瞬間、舞は何かを悟る。
「?」
「麻耶さん、何か隠してません?」
「い、いやそんなことは」
「私たちが真実を知ってはいけないことでもあるのかと」
「もう親友が3人犠牲になってるんです…止めたいんです」
「で、でも、みんなが知ったところで何の…」

いつもは感じない少女たちの強い視線にオロオロしてしまう麻耶。

「麻耶さん…それって捜査上の秘密ってやつですか?」
確かにそうとも言えないことも無いけど…

「ま、まあ私も刑事の端くれ…今後あんな事件は絶対に起きないようにするは…」
そう言うしかない…
まさか兄の航平と妹の唯があんな目にあっただなんて、口が裂けても言える訳が無い…

「そうですか…」
納得いかない部分はあるけど、これ以上麻耶を責めることは出来ない。
舞たちは引き下がり、麻耶と別れる。

「気になるなぁ」
「ま、私たちには教えられない事情でしょう」
舞は美菜子を諌める。

コンビニからしばらく歩くと、その先にあるマンションの駐車場の辺りが何か騒がしい。
「何かトラブル?」
大柄な制服姿の男が女子高生数人に取り囲まれている…あれっ?

「あらぁあ〜噂をすればじゃない…」
愛美の声が色めき立つ…

「あの男子が岩戸光輝…?」
スマホで見るよりもかなり大きく、そのガタイの良さに舞は驚いてしまう…

「カッコイイでしょ?…あの身体をしてベビーフェイス…女の子のこと知っているのかしら?」

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