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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 683

そんな話で盛り上がりながら家の近所のコンビニの前を通りかかる。

「あら、今帰りなのね」
「麻耶さん、どうもですー」
「今日はお仕事じゃないんですね」
偶然店から出てきた麻耶とばったり出くわす。

「麻耶さん、あれから小川航平についてわかったことってあります?」
愛美が尋ねる。

「それは…なかなか難しいものがあるは…」
麻耶の頭の中には、昨晩見たビデオのことが蘇る。
だからといってそれをこの子たちに言う訳にはいかない…

「やっぱり小川航平って、雑賀組にガードされているのかしら?…」
「そうね…ある意味彼は、あの組に助けられているのかもしれないはね…」

雑賀組を守りながら、自分の保身も兼ねる。
なんだかヤドカリみたい…いや、ちょっと違うかな?

「航平さんと、うちの風紀委員の小川唯…兄妹なんですよね?」
「!!!」
恵美菜の鋭い指摘に、麻耶はドキッとする。

「やっぱりそうなんですね」
「唯からはなかなか聞き出しにくいので…」

やっぱり小川唯は、兄である航平の存在を友達には隠しているってことなのだろう…
「彼女の家はいろいろ大変だったみたいだから、家族のことはあまり話したくは無いんじゃない?…」

「ああそれって…唯のご両親が事故で亡くなったことですよね?…」
「ええ、事故死となって片付いてはいるけど、今だに不信な点は多い事件なのよね…」
「それで苦労したんだよね、唯も」
「辛かっただろうね」

美菜子はうんうんと頷きながらも、麻耶に指摘する。
「不審な点なんだけど、唯のご両親は多額の借金があったって話。そのさなかに事故で亡くなっているんだから怪しいよね」
「ええ…」
「だけど、その借金はもうすべて返済したっていう。なんか不思議だよね」

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