風紀委員Girls! 671
旬にしても唯にしても、親と不幸な別れ方を経験している人の気持ちはなかなかわからない。
それだけ自分が恵まれた環境で育ってきたんだなと思わされる。
滝さんのことを言うのは控えておこうかなぁ、舞はそう考える。
自分だって旬と一緒のときを楽しみたいし、そこで暗い話なんてしたくない。
「旬…」
旬の顔を思い浮かべると、心も身体もきゅんとなって、切なくなる。
会いたいな…
抱きしめられたいな…
キスしたいな…
それで…
やっぱり久しぶりたもん…会えばきっと旬だってそうしたいに決まっている…
そうなるに決まっている…
だから私は自分から求めたりせずに、旬が手を出してくるのを待っていればいいんだ…
そうしなくっちゃ…
そう思いながら、そう心の中で言い聞かせ自制しながらも舞はスカートの奥に手を忍ばせてしまう。
「ああ…嫌だあ…」
旬の顔を思い浮かべ妄想は無限に広がる。
指先に当たるそこは僅かながら湿り気を帯びていた。
そのヌメリを指の腹で摩り続ける…
薄い布からそれが染み出してくるのに時間は掛からなかった…
もう我慢は出来ない…
舞はスマホを取り出し例の画像を開く…
“旬…欲しいよ…旬のコレを私に挿れて…”
舞は妄想を巡らせる。
旬は無言で舞をベッドに乱暴に押し倒す。
その目は欲望にぎらつく野獣そのものだ。
舞はそんな旬にこれからどうされるのか想像しながら、待ちわびている思いも半ば持っている。
旬が舞の服を力任せに剥ぎ、下着も取り去り荒々しく胸を揉む。
唇も無理矢理に近いキスで塞がれ、肌には直にいきり立ったモノが当てられる。