風紀委員Girls! 670
力強い晴樹のモノを受け挿れながらも、可憐はどうしも直矢のことを気にしてしまう…
直矢のモノさえあんなことにならなかったら、決して晴樹とこんなことにはならなかったのだ…
そう思うと、尚更に直矢のことを不憫に思ってしまう…
直矢のことを気にしていたのは晴樹も同じだった…
尊敬してやまない、晴樹にとっては兄貴のような存在である直矢…
その直矢の彼女のソコに、今こうして自分の勢り勃ったモノを挿入している自体、後ろめたさを感じづにはいられないのだ…
しかしやがて2人とも直矢のことを忘れてしまうくらいの快感に導かれ、今度は可憐も絶頂に達することができた。
直矢があんなことになって何カ月…旬とした時以来の快感に可憐は身を委ねていった。
晴樹が帰ってすぐ、可憐は一人シャワーを浴びていた。
自分はこれからどうしたらいいか、どうすべきなのか、改めて考え直しながら。
‥‥‥‥‥‥‥‥
流れる車窓を眺めながら舞は、今日皆で話し合ったことを考えていた…
小川航平…
彼のお父さんが真里菜のお母さんを襲ったのは間違いないようだった…
真里菜のお母さんは当時桜咲のミスコンで大賞を取った…
それが面白くなかったのは静香さんのお母さんである青山響子…
そして最近になって、小川航平の両親を含め、あの事件に関わった人は皆不慮の事故で亡くなっている…
「…謎ばっかりだね。当時のことを知ることが出来たらいいんだけど」
家に帰り、カバンを机の上に置き、ベッドにダイブする。
小川航平の妹、唯に話を聞ければいいんだけど、彼女の心も傷つけたくない。
彼がどうして青海を追われたのか、それとも自分の意思で距離を置いたのかもまた謎。
「うーん…頭が重い…」
最近はそのことについて考え続けてきた所為か旬とも会う機会がなく、体調も優れない舞なのである。
まあ明日は気分を切り替えて、旬に会いに行こうと思っていた…
そういえば滝さんと会ったことも…まだ旬には言っていなかった…
でも旬は、家族を捨てたお父さんのこと…よくは思ってはいないだろうな…
そう思うと、なんだか凄く寂しい気持ちになる…