風紀委員Girls! 656
「加賀谷くんの身体だったら、彼女も絶対にコレクションに加えると思いますぅよ。」
「やだぁよそんなの恥ずかしい…」
「あらぁ画像の中にはもっと恥ずかしいものもあるんですよ…」
「”もっと”って?…」
「ふふ…気になります?…」
アリシアがニヤァと微笑み、誠を挑発するような仕草を見せる。
誠は何かヤバイ気配を感じ取り、背中を一筋汗が流れるのを感じた。
「いや…今はちょっと…」
「私のスマホにもちゃんとそれが入ってます」
「必要ないって言ったよね!?いやスマホ弄らなくていいから!」
「ふふふ、まったく美咲も相変わらずでしてね〜」
そう言ってる割にはすごく楽しそうじゃん!
「本当にそんなのいいって、男の裸なんて全く興味無いから…ぅ、ぅえっ?!…それって…」
「分かります?…黒獅子アタマの滝谷旬くん…」
「ま、まさか;…な、何でアイツが?…」
「驚きまして?…よかったら私の部屋で…もっと大きな画面でご覧になりません?…」
ぅえっ?…
「あ、うん…」
別に滝谷旬の裸なんて大きな画面なんかで見たくはなかったけど、誠はアリシアの部屋への興味があった…
アリシアに促されるまま、誠は2階の彼女の部屋に案内される。
人生初の女の子の部屋に足を踏み入れる…それだけでドキドキする。
「どうぞ」
「お邪魔します…」
女の子の部屋の割にはシンプルな気がした。
アリシアは落ち着かない誠をよそにデスクの前に座りパソコンを起動する。
シークレットフォルダーに入った幾つもの“滝谷旬”の画像が小さく並んでいる…
アイツってこんなにも撮られているのかよ…黒獅子のアタマが、なんだか笑える…
「あれ?コレって…」
誠は横に並ぶ男の画像に目を凝らす…
「あっコレは青海の青山ノブアキさん…加賀谷くんのお友達ですよねぇ?」