風紀委員Girls! 655
「いや、それ聞くかな…俺だって男だし、女の子といろいろしたいのが正直なところで…」
どう言えばいいのかわからない。
本音をそのまま口にして嫌われたりしないだろうかという不安だってある。
しかしアリシアは誠の話を真摯に受け止め聞き続けた。
「さっき一緒にいたツレの2人は付き合ってる彼女がいて、もう、そういうこともしてるんだ」
「知ってますよ。そのお二人は私の親友ですから」
「あっそうなんだ…」
やっぱ女の子同士でも、体験談とかするってことか;…
「二人からいろいろ聞かされていると、私もだんだん男の人に興味が沸いてきまして…」
まあお互いにそう年頃だから、それはそうだと思うけど;…
「そんなときに誠さんと出会った。これって運命ですかね?」
「アリシアさんがそう思うなら、そうかもしれないね…」
マグカップをテーブルに置く。
そのとき、アリシアの手が誠の手に触れ、重なった。
「はっきり言います…好き、です」
「お、俺も…」
お互い真剣な眼差しで、言い合った。
「見せてくれます?…加賀谷くんの身体…」
「えっ…?……ああ」
唐突のアリシアの要求に戸惑いはしたものの、自分と同じように異性の身体に興味があるのは女の子だって同じということは、今までの会話で学んでいた。
誠はその場に立ち上がり、Yシャツと下に着ていたTシャツを脱ぎ、上半身裸になる…
「素晴らしいです。さすがアスリートの身体ですね」
「そう?別に筋トレとかそんなにしてないけどなぁ」
誠はそう言いながらアリシアに向けて得意げにポーズをとってみる。
「そんな身体的なデータを集めているのが私の友人にいまして、みんなでキャーキャー言いながら見ているんですよ」
「そ、そうなの…すごいね…」