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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 653

唇同士が一瞬だけ触れ合う。
誠は思わず勢いだけでやってしまったと後悔したが、アリシアの顔を覗き込むと、彼女もほんのり頬を赤く染めていた。

「ちょっと早くないですか?」
「…欧米人ってハグとかキスとか積極的じゃん」
「私は日本生まれ日本育ちなので」

その割りに日本語ヘタじゃないですかぁ…?;
まあそれはここでは言わないでおくけどな…;

「さぁ入ってくださいぃ。今日はママもパパも帰りは遅いから、ゆっくりできますよぉ」
「あ;そぉ…」
頭の中で妄想が膨らみ、誠はそれを抑えようとズボンのポケットに手を突っ込み、ソレを握り絞める;

綺麗なブロンドが風になびく。
ホント、いつ見ても美しい。可愛い。
自分が妄想で汚してきたのが申し訳ないと誠は思う。

アリシアは扉を開け、誠を家の中へと誘う。
「リビングで待っていてくださいね。お飲み物すぐに持ってきますから」
「うん…」
これが二度目…
こんな緊張すること、部活の試合でもなかったよ…

暑くも無いのに汗が出てくる;…
こんなことになるなら、家を出て来る前にシャワーを浴びてくればよかった…と、誠は脇を上げ臭いを確認する…

「クスッ…何やってんですかぁ?…」
「あっ、いたんすかぁ?;…」

リビングの入口で、マグカップを両手に持ったアリシアが、ニッコリと微笑んでいた…

「い、いつこちらにっ」
「誠さんが変な動きをされていたのはずっと見ておりました」
「うぇっ!?」

マグカップをテーブルに置き、アリシアは誠と向かい合って座る。
「ホントにいつも面白い人ですね」
「好きでこんなことやってるわけじゃないのに」
「でも、面白い人は大好きですよ」
「外国の方は笑いのツボが違うって聞きますからねぇ」

「そんなことでは…私、初めてです、こういう気持ちになったのは」
「えっ?」

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