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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 652

可憐がこうなることを望んでいたのは確かだった…
だけど直矢のことを考えて、涙ぐんでしまったのも嘘ではなかった…

「晴樹くん…駄目よ…」
そう言いながらも晴樹の男の匂いを身体いっぱいに吸い込むと、可憐の身体は抵抗など出来ない…

「可憐さん!好きです!」
鼻息を荒くした晴樹は、もう自分を止めるが出来なかった…

可憐の身体を一気に抱き寄せ、その濡れた瞳を見つめる。
「可憐さん、僕、ずっと、ずっと可憐さんのこと、大好きでした…」
「晴樹くん…」
「僕じゃ頼りないかもしれません、直矢さんのようにはなれないかもしれません、でも…」
可憐は晴樹の言葉を遮り、その唇に触れた。

「晴樹くんなら、なれるよ…」
震える声で、精一杯の笑顔で、可憐は晴樹に言った。
「可憐さん!」
そして2人は深い仲になっていく。

可憐と別れ、ウィンドウショッピングした後にアリシアは家へと向かっていた。

「よっ!随分と遅かったんだね…」
電信柱の陰から出てきた長身の男子…加賀谷誠だった…
 
「やですはぁ、待ち伏せですかぁ?…」
アリシアは眉をしかめながらも、その口元は微笑んでいた…

「せっかくあそこで会ったのに、何もなしじゃ終われないからさ」
「またの機会のお楽しみにすれば」
「待てなかったんだよ」

アリシアに近寄る誠。
ブロック塀にもたれるアリシアにここぞとばかりに『壁ドン』する。

「もう…外ですよ?」
「じゃあ、どうする?」
「今は私だけですから、お家にどうぞ」

鼻頭をくっつけ、アリシアはニッコリと微笑む。

マジかよぉ!
女の子一人の家に誘うってことは…これって、ヤレル可能性“大”だってことだよねぇ?!…
感極まった誠は、目の前のアリシアの唇に“チュッ”とキスをした。

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