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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 651

可憐さんは、直矢さんとあのベッドでいろいろしたんだろうな…
晴樹は頭の中で妄想を繰り広げる。

その直矢さんがあんなことになってしまってから、可憐さんは少し寂しそうな顔が多くなったような気がする。
でも、僕にできることなんて…

「はい、どうぞ」
「あ、ありがとうございますっ」
可憐が晴樹にコーヒーを差し出す。
一緒に置かれたお皿にはクッキーが乗せられていた。

固くなっている晴樹のことを、可憐は微笑ましく眺める…
直矢や旬とは全く違う、こんなウプで可愛い男子は可憐にとっては初めてだった…

「暑い?汗かいてるは…上着脱いじゃいなさいよ…」
「あっ、はい…」
可憐の言うことに素直に従う晴樹…

可憐はワイシャツに透ける乳首の突起に、目を細めてしまう…

態度や口調は初心な男の子だけど、見た目、体格に関しては大人の男に近づきつつある。
可憐は晴樹のそんな部分を見て、少しドキドキし始めていた。

「直矢さんは、あれから…」
「特に変わったところはないかな。私とも普通に話してくれるし。後は、直が自分自身で前に進んでくれるのを願ってる、それだけ」
「そうですか…」
晴樹はコーヒーを飲みながら、可憐の話に聞き入る。

「今までは可憐さんに迷惑かけて、お世話になってきたんです、これからは僕が可憐さんの力になれたらいいと思うんです…」

それなら…
可憐の脳裏に性的な欲望が頭をもたげる…

「ありがとう…晴樹くんもすっかり大人の男になったのね…」
俯きながら、視線はズボンの膨らみを盗み見る…

「そんなぁ、僕なんて直矢さんに比べたらまだまだですよ;…」

「他人と比べないで、自分は自分。晴樹くんのいいところは私が知ってる」
「可憐さん…」
「晴樹くんは優しいし、頑張り屋さんだし、私のことも気にかけてくれるいい子だって…直がああなったときも、ずっと連絡くれたじゃない…」
可憐の声が震える。
瞳が潤み、晴樹はそれを見ているだけでドキドキしてくる。

「可憐さん…!」
無意識に、晴樹は可憐の身体を抱きしめていた。

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