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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 650

こんな顔していても晴樹だって男…この手で自身を握り、自慰行為はしているんだよな…
晴樹の手の熱を感じ、可憐はそんなことを考えてしまう…
多分さっきのアリシアとの会話で、性的欲求が何かしら刺激されてしまったんだ…

「スベスベなのね…綺麗な手…」
握られた手を上げ、その晴樹の甲に頬を近ずける。

「可憐さん…」
「晴樹くんのスベスベの肌を見るといつも羨ましいと思っちゃうよ」
おどけて見せる可憐だが、もう心はドキドキしっぱなしだった。

可憐の家が近くなる。
晴樹はその立派な建物を見ていつものようにため息が出てしまう。
「晴樹くん、寄って行ってよ」
「いいんですか?」
「晴樹くんはいつでも来てくれていいんだよ?」

可憐に続き『一之瀬』の標札の門をくぐると、広大な敷地が広がっている…
晴樹はそのよく手入れされた英国風の庭を前にすると、いつだって緊張してしまう…

「さあ遠慮しないで…私の部屋でお茶でもしましょうよ…」
明らかに緊張していることが分かる晴樹の背中を押し、可憐は微笑む。

「あっ、はい…よ、喜んで…」
晴樹は顔を赤く染めながら、頭を掻いた…

「コーヒーと紅茶、どっちが良い?」
「えと、コーヒーで…」
「お砂糖とミルクはいるよね」
「いえ…」
「無理しなくていいんだぞっ」
少し背伸びしようとした晴樹に、可憐は額を軽く小突く。

晴樹は可憐の部屋のドアを開ける。
いつ来ても、この空間には戸惑ってしまう。

この部屋だけで自分が住んでいるアパートの数倍の広さがある。
皮張りの大きなソファーに大画面のモニター…部屋の隅にはカウンターキッチンまで完備されている。

「ちょっと待ってて、すぐに準備するはね…」
可憐に促されるままに部屋中央のそのソファーに身を沈める。
開け放たれた奥の扉の向こうには、大きなベッドが見えていた…

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