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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 635

「あっ、えっ、いえ…いきなり現れられたんで…」
「人を珍獣みたいな扱いにしないでよ。それより話は、小川くんのことでしょ?」
「あっ、知ってたんですね」

「そりゃ当然よ…青海とは何度も交流があったし…彼は積極的に協力してくれたわ」
「へぇ、意外だ」
あの写真からは近寄れないオーラがあったから余計に。

「で、その妹さんは…」
「舞ちゃんたちはよく知ってるんじゃない…小川唯ちゃん…彼女のことよ」

「うえっ!?…そうなんですかぁ?」
舞にとっては“やっぱり…”と思う気持ちが大きかった…

「彼女がそれを隠しているなら…知らなかったことにしてあげて…、多分言いたくはない訳があるんだと思うから…」

それって小川航平が、雑賀組に関わっているからなんだろうか?…
まあ自分のお兄ちゃんが、そんな所の顧問弁護士をしているなんて…余り知られたくは無いっていう気持ちは…分からなくも無いけど…

確かに、自分たちが小川航平の画像やプロフィールを見ていたとき、唯はそれを見ないように遠くに座っていた。
…どこか元気のない様子だったしきっと今回の事件も何かを知っているはず。

「小川って人、青海にいた頃にイジメを受けていたというのは…」
佳奈が尋ねる。
「それだけどね…私が知ったのは後になってからでね」

「そうなんですか…」
いくら桜咲と青海が親しく交流があったからといって所詮は別の学校、それも仕方ないか…

「小川航平が虐めにあっていた原因って…何かあったんですか?…」
舞は考え込みながらちあきに聞く…

「これが直接の原因かは分からないんだけど…」
「何かあるんですか?…」
「彼の父親…17歳の時に婦女暴行の罪で、少年院に入っているは…」

「はぁ…」
「かなり昔の話ですね…」
「それを蒸し返すっていうのもなんだか嫌な話ではありますが…まぁ、格好のネタにはなりますよね」

舞はさらに考え込む。
それを横目で気にしながら佳奈がちあきに尋ねる。

「そのときの相手の女の人は?」
「それはよくわからないの…」
「うーん…」
確たる情報が見つからず、悩むしかない面々。

舞は思い出す。
唯がたまに、どこか自分の世界に入り遠くを見つめる姿を。

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