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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 629

そもそも、見た感じのタイプからして正反対だ。
ちあきさんは生徒会長を務めていたように社交的で人当たりが良い。
対する小川さんの方はあまり人付き合いがなさそうな感じ…一匹狼という言葉が似合いすぎる。

「でも、一応は当たってみてほしいな…清美の子の方が警察の方々と交流もあるみたいだし…」
「うん、舞に連絡してみるね」

「よかった…手がかりが無くて困っていたんだよね…」
「恵里姉ぇは偉いねぇ、静香さんに頼まれてそこまでするなんて…」

「ううんそうでも無いよぉ…実はちょっと、謎だらけの小川航平さんって男に興味を抱いちゃってさ…」
「へぇ〜恵里姉ぇが男の人に興味を抱くなんて、始めてじゃない?…」

「ふふ、そうかもしれないね」
恵里菜は満更でもない表情で言う。
ユリナや沙里菜が男性と付き合うのを目の当たりにして、恵里菜もうらやましさを感じていた。
ただ、自分には圧倒的に出会いが少ない。
半ば諦めも感じていた。

「静香さんに協力しようと思ったのに、私が興味持ったら、横取りになっちゃうかな…」

そんなことになったら恵里姉ぇに勝ち目はあるのかな?…
何たって静香さんは青山家のお嬢様…いくら恵里姉ぇが才色兼備だって、敵う相手では無い気もするけど…

「そんな心配は、小川航平って男のことをちゃんと知ってからにすればぁ?…」
真里菜は多少の不安を抱きつつも、恵里菜の言葉を軽く受け流す…

真里菜は恵里菜が小川航平に対して抱いていた思いを本気ではないと考えていた。
静香が気にしていたのならなおさら。
桜咲の新旧の生徒会長が1人の男を取り合うなんてことは想像できなかった。

真里菜は小川航平について、舞や美咲たちに情報があるかどうか尋ねてみるのだった。

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