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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 625

桜咲出身の母、静里菜。
もしかして、その頃に何かよくないことに巻き込まれたりしたのだろうか?
…それを恵里菜を含め姉たちは知っているのか…
やっぱり自分だけ違う高校に行ったことに劣等感を持ってしまう真里菜なのである。

「車回して来るね…」
真里菜と恵里菜をエントランスに残し、静里菜は駐車場に向かう。

あの時のことが甦り、静里菜の心臓はドキドキしていた。
それと同時にキュンと子宮が疼き、甘い液が溢れ出してくるのが分かった…

「真里菜は何もされてないからよかったけど…」
運転席に座り、エンジンをかけながら一人呟く。

あれは桜咲高等部2年生のとき…
特に生徒会や、部活でも目立っていなかったのに、文化祭で行われた人気投票で自分が一番の美少女だと選ばれた後のこと。

それによからぬ思いを抱いていた人間の存在も、薄々と静里菜はわかっていた。

青山家のお嬢様…
確かに彼女が選ばれるだろうと誰もが思っていた…

昔から誰もが振り返るような…そんな華やかなオーラを放っていたのが…今、国会議員でもある彼女だったのだ…

静里菜は久しぶりに彼女を思い出し、眉間に皺を寄せながら固く目を閉じた…


…真里菜は久しぶりに我が家に戻ってきた。
「学校はどうする?」
「気分次第…かな…明日香の退院と復帰も待ちたいし…」
「無理しないでね」
「私は大丈夫だよ…それより…」

真里菜は恵里菜に、母・静里菜の過去についてどうしても聞きたかった。

「お母さんの高校の頃、いったい何があったの…?」
「うん…今回の真里菜とはちょっと違うんだけどね…」

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