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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 624

……病院

「ごめんごめん、遅くなっちゃたねぇ…」
「大丈夫だよ。支払いの手続きはユリ姉ぇがやってくれたからさ…」
「よかったぁもう受付が終わっていたから、また来なくちゃいけないと思っていたんた…それでユリ姉ぇは?…」
「仕事だよ…例の映画のプロモーションだって…」

「そっか…ユリ姉忙しいんだね」
「わざわざ来てくれるだけでありがたいよ…私のせいで迷惑かけてるんじゃ…」
「そんなことないよ、誰だって真里菜が心配だったんだから」
「恵里姉…」
「さっ、行こ。みんな待ってるから」

「待ってるって…お母さんは怒っているんじゃない?…」
「怒るなんて…そんなことある訳無いじゃない…」

「だってお母さん…一度も病院にも来無かったし…」
「それはちょっと…、だけどお母さんだって心配していると思うよ…」
恵里菜は奥歯に物の挟まったような言い方しか出来なかった。

隣の明日香の病室を見やる真里菜と恵里菜。
そこに明日香の母親らしき女性がちょうど中に入っていった。

「明日香さんは大丈夫かしら」
「あの子は誰よりも強いから、心配いらないんじゃないかな」
「そうかぁ…」

看護師たちに見送られ、病院を後にする。
そこで待っていたのは…

「真里菜!」
「お母さん?」
4姉妹の母・静里菜。
「よかった…心配したのよ…」
「お母さん…」
「真里菜が襲われたって聞いて、私も、自分のときのこと、思い出しちゃって…」

「えっ?、お母さんそれって…」
「ごめんなさい…お見舞いにも来ないで…」

「ううんそれはいいよ…それよりも“自分の時のこと…”って…?」
真里菜は恵里菜に同意を求めるように顔を見る。

「まあそのことは今度ゆっくり聞きましょうよ…」
どういうこと?…こんなに落ち着いて…

「恵里姉ぇ…もしかしてお母さんの昔の話し…知っているのね?…」

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