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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 619

そう聞かれても自分だってよくわからない。
雑賀組の顧問弁護人とは聞いたが、具体的にどんな人物なのかは瑞穂さんにも聞くことはできなかった。

「私もよく知らない…なんかすごい腕っぷしだって聞いたけど」
「やっぱりそうか…」

「どうやらこの辺りの出身みたいよぉ〜、高校だって青海なんだからぁ」

「あっそうなんだ…」
舞には、なんで皆がこんなにも小川航平のことを騒いでいるのか、さっぱり分からなかった…
確かに見た目はイケメンだ…
だけど年齢を考えると、自分の対象からは大きく外れていた。

年上の男が好みというわけでもないし、どこか見た目お堅い印象で性格もあまり好きではない…舞が抱いた小川航平のイメージはそんなものであった。
ただ好み云々は人それぞれだから口にはしない。

「まあ…イケメンがどうのこうのはいいとして、それよりも調べる必要があるのは…」
美咲がパソコンの画面を見ながら指摘する。

そこで、生徒会室のドアがまた開く。
やってきたのは唯だった。

「ゴメン美咲…何か言いかけていたんじゃない?…」
唯は自分が入ってきたことで、美咲の話しを中断させてしまったことを気にかけた…

「あ、うん…私が気になっていたのは…今回の明日香たちのことに、彼が何か関わっていたんじゃないかと思って…」

「それってどういうことよ美咲?…犯人達を彼が一人で倒したっていうのは…筋書とでも言いたい訳?…」
確かにそれを見た者は誰もいないんだ…と、舞は気づいた…

「いや…それはねぇ…ちょっと出来すぎというか、あの人がそれ相応の見た目だったら理解できないでもないけど…」
美咲は歯切れの悪い言葉を繰り返す。

「彼?あの人?どういうこと?」
唯は話についていけず首をかしげる。
「ああ、小川航平さんって言う弁護士さんでね…彼が一人で問題を解決したって言うんだけどね」
伊織が唯に説明する。

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